あなたと一緒に
「一人じゃない」と
言える社会をつくりたい。
『ピコサポ』とは?
ピッコラーレの想いを共有し、一緒に事業をすすめていく
パートナーであり毎月継続的な寄付をするマンスリーサポーターのことです。
あなたと一緒に
「一人じゃない」と
言える社会をつくりたい。
『ピコサポ』とは?
ピッコラーレの想いを共有し、一緒に事業をすすめていくパートナーであり毎月継続的な寄付をするマンスリーサポーターのことです。
「助けて」が言いにくい
私たちの社会。
相談しやすい社会に
あなたと一緒に変えていきたい。
「ありがとうって言われると思ってなかった」
「自分の体に起こったことだから、自分で何とかしないといけないと思った」
「自分みたいな人が相談したら怒られると思った」
ピッコラーレが運営する妊娠葛藤相談窓口「にんしんSOS東京」に届く、これら相談者の声を耳にするたびに、
私たちはこんなにも「助けて」が言いにくい社会の中で生きているんだ…ということを思い知らされます。
困った時に「助けて」が言いづらい背景にあるものは何でしょうか。
大きな要因の一つに、困りごとは「全て自分で何とかしないといけない」と思わせる、
社会の空気が存在しているのではないかと、私たちは活動を通して強く感じています。
でも、「にんしん」の困りごとは「自分で何とかしなければならない」と思っても、一人ではどうしようもできないことがあります。
「もうどうしようもできない」そう思った時に、何とか勇気を振り絞って繋がってくれた人たちとピッコラーレは出会ってきました。
妊娠で葛藤する人たちを孤立に追いこむ社会。
妊婦だけに全ての責任を押しつけるかのような理不尽さを目の当たりする日々に途方に暮れることもありますが、
でも同時に、一人で抱えこまなくて大丈夫だと思える、
もっと息のしやすい社会に変えていくことはできる、という確かな希望も持っています。
なぜならそれは、今このメッセージを読んでくださっているあなたのように
「自己責任を振りかざして孤立を生み出しているこの社会を変えたい」
そう願う人たちとも、私たちはたくさん出会ってきたから。
妊娠の孤立はどうしたらなくせるのでしょう。
孤立を防ぐためには、妊娠にまつわる困りごとを批判されずに安心して話すことができる場、
その困りごとを一緒に考え、解決に向けた具体的な伴走支援が提供できる場が社会に一つでも多くあることは大事です。
ピッコラーレの妊娠葛藤相談窓口「にんしんSOS東京」も
何かあった時に、いつでも安心して相談してもらえる場になるように、
相談者の気持ちが少しでも楽になるように、そんなことを思いながら相談を受けています。
でも、「相談しやすい」「助けて」と言える空気、
妊娠にまつわる困りごとを批判せずに受け止めることができるまなざしが、相談窓口だけではなく社会全体にひろがったら、
妊娠で孤立せざるを得なくなっている人はもっともっと減るのではないかと思います。
私たち一人一人のまなざしがほんの少し変わるだけで、
「助けて」と言いやすい社会に変わっていくことができると信じています。
「助けて」と言える社会をこのページを訪れてくれたあなたと一緒につくりたい。
そんな想いをこめて、私たちが窓口で出会っている相談者のことをお伝えします。
私たちは、一人ひとりの相談者に寄り添い、自分の人生を生きていくことを応援することを通じて、
「にんしん」をきっかけに、誰もが孤立することなく、自由に幸せに生きていくことができる社会を目指しています。
私たちと一緒に社会を変えていく仲間になってくれませんか?
私たちは、一人ひとりの相談者に寄り添い、
自分の人生を生きていくことを
応援することを通じて、
「にんしん」をきっかけに、
誰もが孤立することなく、
自由に幸せに生きていくことができる社会を
目指しています。
私たちと一緒に社会を変えていく
仲間になってくれませんか?
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無くならない0ヶ月0日の虐待死
日本の子どもの虐待死の中で最も多いのは、0ヶ月0日。
生まれたその日になくなってしまうケースということをご存じでしょうか。
そしてこの日齢0日の虐待死は、「子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について」の調査が始まって以来
これまで毎年報告され続けており、今なおなくすことができていません。
2022年に報道された
乳児遺棄事件の一部
2022年6月 北海道千歳市 JR千歳駅コインロッカーにへその緒がついた男児の遺体を発見。 死体遺棄の疑いで22歳女逮捕
2022年6月 大阪市中央区 乳児遺体を捨てた疑い、28歳女を逮捕「4月にホテルで赤ちゃんを出産した。遺体を袋に詰めて、ホテルを転々としていた」
2022年7月 神奈川県秦野市 畑に乳児遺体、10代少女を死体遺棄容疑で逮捕
日齢0日の虐待死で加害者とされるのは多くが実母であり、またそのほとんどは、
誰にも相談できず、たった一人で、自宅のトイレや風呂場など医療機関以外の場所で孤独な出産をしていました。
誰にも助けを求めることができず、痛みと不安の中、
自分の命も危険な状況でたった一人で出産し、
産まれたばかりの子の命を奪わざるを得ない結果に至った人たち。
事件の背景には、
経済的な困難やパートナーの不在、
妊娠の自己決定を阻む社会制度の不備、
そして、社会からの孤立などがありますが、
加害者となってしまった彼らが、その妊娠を一人で抱え込まず、
誰かに相談しても良いのだと思えていたなら、
これらの事件は起きなかったかもしれません。
にんしんにまつわる全ての
「困った」「どうしよう」に寄り添う
「にんしんSOS東京」
にんしんにまつわる全ての「困った」「どうしよう」に寄り添い、相談者が必要とする適切な情報や利用可能な社会資源を伝え、
関係機関を探し、つないでいきたいと、2015年12月、私たちは全国どこからでも匿名で相談ができる妊娠葛藤相談窓口「にんしんSOS東京」を
開始しました。以来7年以上、1日も休むことなく年中無休で相談を受け付けています。
「にんしんSOS東京」には、これまで全国47都道府県より7,700人以上の方々から相談が寄せられ、延べ4万4000件を超える相談のやり取りを行ってきました(2023年3月末現在)。
中でも若年層から相談が多く寄せられており、10〜20代が約70%を占めています。
相談の内容は、「コンドームが外れてしまって妊娠していないか不安」「生理が遅れているのですが、妊娠したのでしょうか」など、避妊の失敗や月経の遅れなどによる「妊娠したかもしれない」という妊娠不安の相談が約70%。
一方で約20%は「検査薬で陽性でした。相手とは連絡がとれなくなってしまって、お金もないしどうしたらいいかわかりません。」などといった、妊娠確定後の相談です。
「当窓口以外の誰かに相談しましたか?」という質問に、60%を超える相談者が「誰にも相談していない」と回答しています。
「誰にも相談できない」の背景に耳を傾けると、「親との関係が悪い」「親に心配をかけたくない」「相手に迷惑をかけたくない」「相手に言ったら逃げられると思う」「自分も悪かった」といった声が聞こえてきます。
妊娠は一人ではできないにも関わらず、自分でなんとかしなければならない問題だと思い込まされ、その結果、たった一人で妊娠に思い悩み、身近な人たちにも相談できずに孤立している人たちが、いまこの瞬間にも存在しています。
ピッコラーレの相談支援
ピッコラーレの相談支援員は、助産師・看護師・保健師・社会福祉士・精神保健福祉士・公認心理師・臨床心理士・保育士・介護士など、多様な専門性をもったスタッフで構成されています。
妊娠葛藤相談は、医療的支援だけでも、福祉的な支援だけでも十分ではありません。妊娠の背景も含め、相談者の困りごとや存在をそのまま受けとめ、その上で相談者が必要な具体的な支援を見立て、つなげていく力がチームには求められます。
ピッコラーレの相談支援チームは、多様な職種のスタッフによる専門性を活かして、できる限り立体的に、多面的に支援を考えていきます。 そして、相談支援ってなんだろう、聞くってどういうことなのだろう、指導的になっていないだろうか、相談者の力を奪っていないだろうか、と考えながら、電話を取り、メールを書いています。
私たちの返信を何度も何度も見返したと言う相談者がいます。
信じていいのか、頼っていいのか、自分は本当はどうしたいのか、ピッコラーレからの返信を見返しながら、考え続けていたのかもしれません。
その妊娠をどうするのかを決められるのは、本来、妊娠している本人だけです。
産むか産まないか、産んだ後に自分で育てるのか、誰かに託すのか、どんな選択肢を選んでも、ピッコラーレはその決断を大切にします。
本人が納得して選ぶことができるよう、私たちにできること、できないことを伝え、必要に応じて病院や行政の窓口などに付き添う同行支援も提案します。
相談者自身が決断しその人生を歩んでいくのであり、私たちにできるのは彼らの力を信じて寄り添い、エンパワーメント*すること。そして、相談窓口が、孤立している相談者の居場所の一つになることを願って毎日の相談を受けています。
困った時には助けてと言える、安心して「相談」ができる社会を、あなたと一緒に目指していきたいと考えています。
*抑圧されることなく力を付けること
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医療機関や行政などに付き添う
同行支援
ピッコラーレが大切にしている支援の一つに、「面談・同行支援」があります。
私たちと電話やメールのやり取りをする中で解決の糸口が見え、そこから先は自身の力で課題を解決していく相談者もたくさんいますが、一方で、危機的な妊娠をしている状況下にあって、その先の支援に確実に繋がるために伴走が必要な方たちもいます。
・「病院に行くお金がない」という現実的なお金の問題
・一人で行って「なんでもっと早く来ないの?」と責められるのが怖い、という思い
・「私のような妊婦でも受診できる病院はあるのか」という不安や不信
これらを少しでもやわらげるため、相談者がいる場所まで相談支援員が出掛けて行き、直接話を聞いて、保健センターや福祉事務所などの行政窓口、医療機関、その他警察や法テラスなど、その方が必要とする様々な連携先に付き添う、なくてはならない支援です。
2022年度は、32件の同行支援を行いました。
同行支援は、相談者本人や繋ぎ先の関係機関とたくさんのやり取りを重ねながら実現していきます。
例えば、同行を決意するまでに、本人と51回のやり取りをして、関係機関とは14回のやり取りを行って、婦人保護施設に繋がり無事出産することができました。
勇気を振り絞って届けてくれた「助けて」の声を受けとめた者として。
相談者の権利擁護を念頭におきながら、その方にとって必要な社会資源にひとつひとつ丁寧に繋げていくことを大切にしています。
相談窓口を運営するために
必要なこと
- 相談員の配置
- メール、電話、Twitter、同行支援、日中の行政他関係機関との連携調整など毎日複数人配置
- 相談窓口システムの
開発・保守・管理
- 医療費等の支援
- 同行支援では、初回受診費用などを負担することがあり妊娠週数が進んでいる場合は一度の受診で数万円必要になることも
- 相談員の
メンタルケア - 相談を受ける支援者自身の心理的安全性の確保
- 相談員の継続的な
スキルアップ研修の
実施
- 相談窓口の周知
- ホームページやSNS等を活用したデジタルアウトリーチ
まだ繋がりきれない人たちと
繋がるために
妊娠の困りごとを一人で抱えている人たちが「ここなら相談してもいいかもしれない」と、
そう思ってもらえる相談窓口であるために、窓口のあり方の振り返りや見直しが常に求められています。
また、安心して相談できる窓口があることを、相談者が活用しているツールを使って積極的に周知することも大事です。
そして、相談者の困りごとや存在をそのまま受け止め、
彼ら一人一人に合った社会資源の活用や組み合わせを、関係機関と連携しながら考えることができる相談支援員の育成や、
全国で協力しあえる仲間とのネットワーク作りも欠かせません。
これらを継続的に実現していくためには、皆さんのご支援が必要です。
ピッコラーレと一緒に「にんしん」をきっかけに誰もが孤立することなく、
自由に幸せに生きていくことができる社会を作っていきませんか?
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『ピコサポ』が大切なその訳は、
一緒に歩む仲間だから
『ピコサポ』は寄付者、支援者という以上に、ピッコラーレの目指す「にんしん」をきっかけに、
誰もが孤立することなく、自由に幸せに生きていくことができる社会を作り上げていく仲間です。
事実、一人ひとりのご寄付が相談者、利用者をエンパワーメントしています。
例えば、2022年9月から10月に行ったクラウドファウンディング〜「誰にも頼れない」妊婦をなくしたい。居場所クラウドファウンディング〜 では、たくさんの方々にご支援をいただき、無事に目標額1000万円を達成することができました。その時、スタッフと同じかそれ以上に、毎日その進捗に一喜一憂し、達成を喜んでいたのは、かつてピッコラーレに相談した方や「ぴさら」を利用した方々でした。
現実に言葉を交わさなくても、あなたのご寄付で
「応援している」メッセージが彼女たちには伝わっているのです。
あなたの寄付でできること
『ピコサポ』の声
「子どもたちの笑顔」のために
50代男性 Oさん(自営業)
ピッコラーレを知るまでは、妊娠葛藤とか特定妊婦という問題があること自体、気づいていませんでしたが、これは深刻だと感じました。自分の事業理念は「子どもたちの笑顔」。そこに直結する問題でした。
子ども支援の団体は多いですが、若年妊婦の支援をやっているところは少ないので、応援するべきだと思いました。子育て中に、塾の進路指導の後、長男から「夢も希望もない」と言われたのが忘れられなくて。それが世の中を変えようとしているNPOをフォローするようになったきっかけです。
寄付や支援は、気づきや勉強の機会にもなっています。
社会が変わるには時間がかかるから
40代女性 Sさん(助産師)
助産師なので、いろんな妊婦さんを見ています。
お産は命に関わること。それでも家族にも言えなくて、病院にも行けないケースがあるんです。それは本人だけの問題ではないし、家族だけの問題でもありません。社会の問題だと思います。
社会が変わるには時間がかかります。一回限りの寄付では終わらない、継続的な寄付が必要だと思ってピコサポになりました。
ピッコラーレのやっている居場所事業「ぴさら」やピコの保健室も本当に必要性がわかるので、長いスパンで応援したいと思っています。
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ピッコラーレは、2022年12月に認定NPO法人になりました!
認定NPO法人ピッコラーレへのご寄付は、「寄付金控除」の対象になります。
ピッコラーレのしごと
ピッコラーレは、「にんしん」をきっかけに、だれもが孤立することなく、
自由に幸せに生きることができる社会の実現をめざして、4つのプロジェクトを基軸に活動をしています。